大学生活を送る中で、留年という選択肢に直面することがあるかもしれません。
留年はネガティブに捉えられることが多いですが、決して悪い事ばかりではありません。
実はメリットが存在します。
留年は追加の学費がかかったり、友達に置いて行かれるストレスなどもありますが、自分の時間が作れたりスキルアップのチャンスになったりというメリットもあります。
この記事では、留年のメリット・デメリットについて詳しく解説します。
自分にとってベストな選択を考えるお手伝いになれと思います。
この記事の目次
留年とは?簡単におさらい
まずかんたんに、留年の定義を確認しましょう。
留年とは、大学や専門学校などで規定の単位数を取得できなかったり、特定の条件を満たせなかった場合に、同じ学年にもう1年在籍することを指します。
ただし、留年の定義は大学によって様々です。セメスター制を導入している大学などは、そもそも留年という概念がない場合もあります。
留年のメリット
さて、ここからは留年のメリットを書いていこうと思います。
時間を有効活用してスキルアップができる
留年中の時間を使って資格取得やスキルアップを目指すことができます。
たとえば、語学試験の勉強やプログラミングスキルの習得など、将来に役立つ活動に集中することが可能です。
・TOEICやTOEFLなどのスコア向上を目指す
・プログラミング言語(PythonやJavaなど)を学ぶ
・インターンシップに参加し、実務経験を積む
特に、就職する前にいろいろな会社のインターンシップに行ってみるのはおすすめです。学生時代にかできない醍醐味です。
自分を見つめ直す時間が持てる
忙しい大学生活の中で、目標や将来のキャリアを見失いがちです。
留年期間を使って、自分の興味や進みたい方向をじっくり考えることができます。
あなたが本当にやりたいことは何ですか?または、やりたくないことは何ですか?留年した時間を有効活用すれば、自分が進みたい道を見つけることが出来るかもしれません。
学業に再チャレンジできる
成績不振や不本意な結果で進級できなかった場合、留年はやり直すチャンスを与えてくれます。
特に、専門分野で基礎を固め直すことができれば、その後の学業やキャリアにプラスとなることがあります。
在学期間が延びたわけですから、自分の興味がある分野の講義を追加で履修してみるのもありです。
留年のデメリット
留年のデメリットを書いていこうと思います。もちろん、留年にはネガティブな側面もあります。
経済的な負担が増える
留年すると、1年間分の学費や生活費が追加で必要になります。特に私立大学の場合、学費が高額になるため、経済的な負担が大きくなってしまいます。
具体的には
・学費(年間約80万~150万円)
・家賃や生活費(年間約100万円以上)
・通学費
このようなものが挙げられます。奨学金を借りている人は、場合によっては停止されてしまうこともあります。
オススメ記事:【救済処置あり】大学を留年すると学費はどうなる?奨学金は止まるのか?
精神的なプレッシャー
留年することで、友人と卒業時期がずれることや、家族や周囲からの視線に対するプレッシャーを感じることがあります。また、「自分は失敗した」と感じることで自己評価が下がることもあります。
留年した学生の中には、メンタル不調でそのまま学校をやめてしまうとったケースも少なくはありません。
オススメ記事:【終わりじゃない】留年ショックを緩和するメンタルケア
就職活動への影響
留年すると、就職活動の時期が変わったり、履歴書に記載する際に説明が必要になることがあります。一部の企業では留年がネガティブに捉えられる場合もあります。
これは「留年のメリット」でお話ししたように、留年期間を有効活用して自分のスキルアップに努めていれば大丈夫ですが、何もしなかった場合はネガティブな要因になってしまいます。
留年をするか迷ったときのポイント
もしあなたが留年するか迷っている場合は、今からお伝えするポイントを意識してもらえると答えが出てくるかもしれません。
自分の目標を明確にする
留年することで得られるものと失うものを天秤にかけて考えましょう。
たとえば、「今のままでは就職活動で戦えない」と感じるなら、スキルアップを優先する留年は理にかなっています。
何も考えがないまま留年してしまうと、どんどん期間が延びてしまう可能性があります。
「単位を取り切って卒業する!」「インターンに行く!」など、具体的な目標を掲げられるなら、留年も有効な手段になります。
信頼できる人に相談する
家族や友人、大学のアドバイザーに相談することで、客観的な意見をもらえます。一人で抱え込まずに、他人の意見を取り入れることも大切です。
大学では、キャリアサポートセンターなどあなたの今後を考えてくれる担当窓口があると思います。ない場合は、大学の教授などに相談してみて、留年した後の過ごし方を決める材料にするのが良いです。
金銭面の計画を立てる
留年する場合、経済的な負担は避けられません。奨学金やアルバイトの選択肢を含めて、1年間をどう乗り切るかを計画しておく必要があります。
特に奨学金を借りている人は注意してください。留年が決まった場合は奨学金が止まる可能性もゼロではありません。
学校の窓口などで確認しておくと安心です。
留年は悪いことばかりではない!でも計画が大切
留年は決して「失敗」ではありません。それをどう活かすかが重要です。
留年したから人生終了。なんてことは絶対にありません。社会からすると、1年2年の留年なんて些細なことです。それよりも、留年期間を含めて、大学でどのようなことを学び、何を目標としているのかがよく見られています。
しっかりと計画を立てて、自分の成長や将来にプラスとなる選択をしましょう。大切なのは、自分にとってベストな選択をすることです。
あなたの大学生活が実りあるものになるよう、この記事を参考にしてみてください!
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