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大学を留年してしまう人の特徴は?留年の条件と単位を取るコツ

学生活は多くの学生にとって、自己成長の場であり、将来に向けた重要なステップです。新しい仲間と出会い、様々なことにチャレンジして、時には羽目を外してみたり…。と、楽しい時間を思い描くことが出来ます。

そんな楽しい時期に避けておきたいのが『留年』ですよね。人によっては、さまざまな理由で留年という壁に直面することがあります。

この記事では、留年の条件について詳しく解説し、留年をしたくない学生さんや、留年しそうになっているピンチな学生さんに向けて、対処法や留年を避けるためのヒントをお伝えします!

『大学を留年する』とは?

留年してしまった学生
留年とは、大学生が進級するための条件を満たせないことにより、同じ学年を再び過ごすことを指します。

学生生活において、留年はさまざまな要因によって引き起こされる可能性があります。留年が決定する主な条件には、単位不足、成績不良、出席日数不足などがありますが、留年の背景にはそれぞれの学生の個別の事情が存在します。

留年してしまう主な条件留年の条件は大学や学部によって異なりますが、一般的には以下のような条件が挙げられます。

必要単位数の未達成

単位数は、大学生が卒業資格を得るために取得しなければならない、学習成果の量を示す指標です。
単位数は、学生が受講する授業の時間数や、科目の性質に基づいて割り当てられます。あなたが専攻している学部の専門的な講義なら2単位、教養を深める総合的な講義なら1単位と、性質によって様々です。
一般的に、1単位は1週間に1時間の授業に相当しますが、実験や実習など、特定の活動を伴う科目では、その時間が異なる場合があります。たとえば、1週間に3時間の授業を持つ科目は、通常3単位として計算されることもあります。

これらの講義を何らかの理由で落としてしまうと、進級時の必要単位数が不足してしまい、留年するリスクが高まってしまいます。

成績不良

大学の成績判断基準は、学生がその学年を通過し、最終的に卒業するために満たす必要がある一連の条件です。この基準には、主にGPAの維持と、特定の期間内に取得する必要がある単位数が含まれます
GPAは、学生が取得した科目ごとの成績を点数化し、その平均を出すことで計算されます。一般的に、A(秀)からF(不可)までのスケールで成績が付けられ、それぞれの成績には対応する点数が割り当てられています(例えば、A=4.0、B=3.0など)。GPAは、これらの点数の平均として算出され、学生の学業成績の指標となります。

GPAはあくまで点数ですので、留年に直結する指標ではありません。ですが、GPAが低い人は学業に対する前向きな姿勢が欠損している可能性があり、出席日数やレポートの提出率が低い傾向があります。その結果、単位を取得することが出来ずに留年するリスクが高まってしまうケースがあります。

出席日数不足

授業の出席を単位認定の基準の一つとして設定している場合が多いです。これは、定期的な授業参加が学習内容の理解を深め、学習成果を最大化する上で重要であると考えられるためです。出席は、学生が授業内容に積極的に関与し、教員との対話や同級生との討論を通じて、より深い学びを促進する機会になっています。

大学生になってうれしくなってしまい、講義そっちのけで遊びまくっていると、そのうち学校が面倒になってしまい出席しないようになっていきます。その結果、必要な出席日数を下回ってしまい単位を落としてしまうケースは後を絶ちません。その結果はもちろん、単位が取れずに留年リスクを高めることにつながります。

留年してしまう大学生の特徴と、単位を取るコツ留年のリスクを抱えている学生は、以下のような兆候に注意し、早めの対策を講じることが重要です。

単位取得が計画通り進んでいない

学期の中盤で既に単位取得が遅れている場合は、計画を見直し、残りの期間で取得できる単位を最大化する必要があります。
単位取得時に良くある失敗例は、単位が足りないからと履修する講義を増やし過ぎてしまい、レポートなどの課題作成が間に合わず単位を落としまくる負の連鎖にはまってしまうというものがあります。

こういった失敗を避けるためには、確実に単位を取得できるように履修計画を立てることが大事です。自分のペースに合わせて無理のない理由計画を立てて、長期目線で単位を確実に取りに行く姿勢が重要になってきます。

成績が芳しくない

中間試験や小テストの成績が思わしくない場合は、追試の準備や補習の受講を教授に打診してみるのも手です。

場合によっては、追加のレポート提出で単位をくれる場合もあります。試験に自信がない場合は教授のところに行って、思い切って相談してみてください。やる気のある生徒については、面倒よく見てくれる教授もいます。

出席日数が少ない

出席日数が基準ギリギリの場合、無断で休まずに授業に参加し、出席を確実にしましょう。
とにかく、大学へ休まず行くことが大切です。教授も生徒の単位取得状況は見ています。中には助けようとしてくれる優しい教授もいますが、そもそも大学へ来ていなかったら助けようもありません。

バイトが忙しいとか、朝起きられないなどの理由は、残念ながら理由にはなってくれません。とにかく大学に行く、たとえ授業を真剣に聞いていなかったとしても、とにかく講義には参加する心構えが大事です。

留年を避けるためのヒント

単位取得を喜んでいる学生
留年を避けるためには、以下のような点に注意してください。

計画的に単位を取得する

学期の始めに計画を立て、必要単位数をバランスよく分配して取得しましょう。

前記した通り、無理にたくさん講義を詰めむのはやめましょう。「これなら無理なくできる!」という単位数で履修登録をして、休まずに大学へ行くことが大事です。
また、難易度が高い応用分野をいきなり履修するのも避けたほうが良いかと思います。基礎分野の単位を落としている場合、応用分野の講義についていくのは非常に難しいです。

講義の難易度、単位の取得難易度を調べるためには、ガイダンスに参加することが必須です。シラバスをもらって講義内容をよく確認しましょう。
もしガイダンスが別の講義と被ってしまった場合は、直接担当の教授へ講義内容を聞きに行くことも効果的です。

授業に積極的に参加する

授業への積極的な参加は、成績向上につながります。質問やディスカッションに参加し、理解を深めましょう。

積極的に講義に参加することで、テストに出る内容の把握やレポートのネタ収集などが効率よくできます
何も、体を壊すほど授業に熱心になることまでは必要ありません。毎回の講義は休まずに参加して、レポートを提出していくだけでも、単位取得の可能性は大きく上がります。

ディスカッションで他の学生から情報をもらってみるのも良い手ですね。
また、講義で分からなかった部分は教授に直接聞きに行きましょう。熱心な生徒には、熱心に教えてくれる教授が大半です。

サポートを利用する

学習支援センターや教員のオフィスアワーを利用し、わからない点を解消しましょう。

こういうサポートを利用する場合は、もうぶっちゃけてしまった方が良いかと思います。
「単位が取れるか不安です…」という風に、今の気持ちや悩んでいることを正直に話してみてください。

学習支援センターは、文字通り『学習を支援する』場所です。何かしらのアドバイスをもらうことが出来ます。
履修登録時のコツや、学習計画などをアドバイスしてもらうことが出来ます。

大学は学びの場。留年しないで有意義な時間を過ごしてください!

皆で勉強している学生
大学は学びの場です。留年しないで有意義な時間を過ごしてください!留年は決して望ましい状況ではありませんが、この経験を通じて学び、自己成長することも可能です。留年のリスクに直面している場合は、早めに対策を講じ、前向きな態度で乗り越えていきましょう。

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